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WEBサーバー管理システム(Linux系)
バーチャルドメインの管理に特化した、Linux向けの管理ツールです。ユーザ作成やメールアカウント管理はもちろん、ApacheやMySQLの基本的な設定などをブラウザ上で簡単に行うことができます。主にISPやサーバ管理業者向けの製品ですが、オールインワンサーバでドメインを多く稼動させる場合などにも最適です。
システムの特徴
本システムのコアとなる部分は、オープンソースのApacheとPHPを利用しています。Apacheをroot権限で稼動させることにより、Webブラウザ上でサーバの管理を行うことができます。またPHPにはeAcceleratorを利用して高速化・暗号化を行っているため、PHPコードの解読を防いでいます。
付属インストーラ
パッケージにはインストーラが付属しており、対話式にいくつかの質問に答えるだけで簡単にインストールできるようになっています。このインストーラはBourne Shell Scriptで作成されており、他のUnix OSへの移植も簡単にできるようにしています。
またインストール時は、システム的に必要なアプリケーションがインストールされていない場合に自動的にパッケージのインストールを行っています。
設定ファイルの書き換え
サーバの設定は、設定ファイルの変更がつきものです。本システムでは、元の設定ファイルを不用意に書き換えることは可能な限り行わず、設定ファイルを新たに作成してそれをincludeするようにしています。こうすることで、サーバ管理者が直に設定を行う場合も大きな影響を受けることがありません。
権限モード
管理ツールのユーザには、大きく分けてシステム管理者モード、ドメイン管理者モード、一般ユーザモードの3種類の権限が存在し、それぞれ操作できる機能が異なります。下位ユーザに必要な権限を渡さないことでセキュリティを守っています。
- システム管理モード
- root権限が必要な機能を含め、すべての機能が利用できます。ドメイン管理モードのすべての機能と、サーバ内設定やドメインの作成、ドメイン管理者の機能制限などを行うことができます。また、バーチャルドメインに属さない一般ユーザ(システムユーザ)を作成することも可能です。
- ドメイン管理モード
(メインドメイン) - そのドメインに属するユーザやメールアドレス、サブドメインなどを作成、管理します。システム管理者が指定したユーザ数、サブドメイン数、ディスク容量の制限範囲内でドメインを管理します。また、配下のすべてのサブドメインの管理をすることもできます。
- ドメイン管理モード
(サブドメイン) - メインドメイン配下のサブドメインを管理するモードで、機能的にはメインドメインと同じです。メインドメインやほかのサブドメインの管理を行うことはできないため、安心してサブドメイン管理権限を委譲することができます。
- 一般ユーザモード
(ドメインユーザ) - ドメイン配下のユーザがログインできるモードで、ユーザ情報やメール転送設定などの設定のみが可能です。
- 一般ユーザモード
(システムユーザ) - ドメインに属さない一般ユーザがログインできるモードで、機能的にはドメインユーザモードと同じです。
動作条件
- OS: RPM系Linux(x86/x64) Kernel-2.4以上
- Webサーバ: Apache 2.0以上
- データベース: MySQL 4.0以上
- メールサーバ: Sendmail 8以上
- FTPサーバ: Proftpd 1.2.9
- DNSサーバ: Bind 9系